この記事はこれからWEBディレクターを目指す方や初心者の方に向けての記事です。WEBディレクター歴7年目のぼくが、3回の連載に分けて大切と感じたポイント3つをお伝えします。
今からお伝えするポイントは、手法というよりも準備しておく心構えだったり知識だったりします。実務を行っていくと忘れがちですが、下記3つの利点があるので、ぜひご覧下さい。
・効率よく仕事ができて、効率よく成長できる
・お客のために何が必要で何をしてあげれば良いかの道筋を見つけやすくなる
・他の人と差をつけられる
WEBディレクターとしての心得とは
あなたはなぜWEBディレクターを目指す、あるいはなったのでしょうか?
面白いWEBサイトを作りたい。社会に役立つWEBコンテンツを作りたい。これからの時代にデジタルは必ず必要だからITに携わっていきたい。などなど、多様な目標があると思います。
ですが、いかなる動機があってもそれは顧客があってこそ成り立つものだと思います。自社コンテンツならそれを利用するユーザー、顧客のWEBサイトを作るのなら、それを閲覧して顧客の商品やサービスを利用するユーザー、といったようにユーザーのために私たちはWEBを作るのです。
その誰のために何を作るのか、という至極当然の目的をしっかり持つことがまず大事な心得になります。
目的とは
では、目的とはどんなことを指すのでしょうか。
その前に顧客はどんな悩みがあるのかをみていきましょう。下記のような例が挙げられます。
- 多くの顧客に知ってもらいたい
- 自社のイメージを向上させたい
- サービスの理解を深めたい
- 新しい顧客開拓をしたい
などなど。
これは課題であり、これを解決するのが目的の1つでもあります。課題を解決することが目的。シンプルですね。だけど、この目的を忘れて小手先の手法やフレームワークに頼ってしまい明後日の方向に進行してしまうことが多くあります。そんなばかげたことが、、と思うかも知れませんが実際の現場はそうなのです。
目的は顧客の課題を解決すること。その課題を解決するために、誰に何をしていくのかを考えることからWEBディレクターの仕事は始まります。
課題解決のために何をしていくかは、まずはターゲットを考える必要がありますが、何をするかは下記の記事が参考になるかと思います。
今まで書いてきた「目的」は、顧客のための目的です。その他に会社として、チームとして、といった様々な面で「目的」は異なると思います。大事なのは、全ての行動や取り組みに対して「目的」を持つことです。
心得として大事なのはそれだけ
心得としては「目的」意識をぶれずに持つことだけなんです。あとは手法やフレームワークをその目的に対して取捨選択して最良な選択をしていくだけなんです。これは、WEBディレクターのみならず、他の仕事にも通じることなのかもしれませんが、顧客と接する機会が多いWEBディレクターにはぜひ意識していただきたいポイントです。
次の記事では、知識のお話をします。