タイトスケジュールの時にWEBディレクターが心がけること

2週間で納品しないといけない。。こんな事案を担当することってよくあると思います。変えていかなければならない制作業界の体質ですが、乗り越えないといけない時があります。

チームが一丸となって取り組めるときは前向きにポジティブな雰囲気となりますが、チーム間の歪みが生まれて良くない空気になって疲弊することが多くあります。

そんな時、クライアントとプレイヤーの間にいるディレクターは板挟みになってもどかしい気持ちになったりするものです。

  • プレイヤーからタイトすぎるので、要望に応えられないと責められる
  • クライアントからはスケジュールをつつかれる
  • 上司からはチームの空気が悪いと責められる

こんな経験ないでしょうか。。ある方もない方も、抑えるべきポイントが分かっていればリスクヘッジをしながら、うまく進行できたりします

それは、たった1つのことを心がけるだけで状況を手の中に納めることができます。皆がハッピーになるように、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。

タイトスケジュールだからこそ、必要最低限を考える

アニメーションを多用したい。構成を一から練り直したい。コンテンツを追加したい。などなど、、納期が迫っているのにも関わらずこんな要望が発生したりします。

ですが、本来の目的に立ち返って考えることが大事です。できることは限られていて、そこから逆算して何ができるか考えなければなりません。要望通り全て応えていると品質を高く保つことは難しく、それよりも体力が持ちません。

逆算して考えるとき、取捨選択をする必要があります。その時に大事なのが本来の目的です。

WEBサイトの公開を例にしていえば、高品質を保つことは当然ですが、どんなにタイトスケジュールだとしても公開しなければならない理由があります。その理由は、『キャンペーンが始まるから』『サービスインが決まっているから』『広告配信が決まっているから』『今月締めで進行しているから』といった内容だと思います。そこは厳守しないといけませんが、『公開後に改修する』や『段階を踏んで公開する』という選択肢の中でできることを導き出します。

本来の目的を達成するために、今やるべき必要最低限のことを見極めましょう。

プレーヤーができることを把握する

必要最低限できることを取捨選択できたら、次にプレイヤーにこの短納期で何ができて何ができないのかを確認しましょう

ここは非常に重要です。ここの洗い出しをしっかり行うことで、選択肢は広がり、さらに後々円滑に進行できたりします。

例えば、アニメーションを加えることについて、これはできてこれはできない。だけど、違う代替案で近しいアニメーションは実装可能。というようにできないだけではなく、それを補う別案が提示できればなお良いでしょう。僕は、この別案を常に心がけています。『できない理由』を提示するのはプロでなくてもできると思いますが、『できないからこそ別案を』はプロだからこそ考えられるものだと思います。存在意義みたいなものですね。

クライアントにいまできるベストな選択を伝える 

あとはクライアントへの説明です。

必要最低限で実施できること、プレーヤーにも了承できていて何ができないか、できない代わりにできる別案を用意する。ここまでの準備が整っていれば、クライアントへの説明もスムーズに行えます。

説明の際には、より具体的に詳細を説明しましょう。

リファレンスを提示して方針の摺り合わせを行ったり、アウトプットを具体的に提示してその場でアグリーを得られるぐらいに明確化することが大事です。ここで不明瞭な要素が残っていると、タイトスケジュールに大きな影響を及ぼします。

タイトスケジュールになる前にリスクヘッジを心がけよう

最後に、こんな状況にならないために事前にできることをお伝えします。というよりも、それは非常に難しくディレクターだけの力ではどうにもならない場合がほとんどですが、スケジュールの延期を交渉することを行うことは大事なポイントです。必ず守らないといけない納期だったとしても先方マターで延期になったのであれば、納期延期を交渉することは大事です。たとえそれがダメだったとしても、交渉するという姿勢を示すことが大事です。

大事なのは目的を達成でき、皆がハッピーになる状況を導き出すことがWEBディレクターとして、できることであり面白さだと思いますので、前向きに乗り越えましょう。




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