水原コーチにプロコーチになった経緯を聞いてみた- 第3弾 -

※2020年7月24日公開記事

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2019年12月に1回目のインタビューをしてから半年が経過しました。
プロコーチとして生きることを決めた水原コーチに改めて話を伺いました。

プロコーチとして生きることを決めた理由

つかさん 改めて、プロコーチになって変化はあった?

しゅうちゃん そうだね、昨年の12月に1回目のインタビューを受けてから大きく変わった点は一つあるかな。それはコーチとして生きていくと決めたこと。昨年の12月の時点ではコーチングで生きるとは決めていなかったのね。その後にコーチングを受けて、ある変化が芽生えて。

しゅうちゃん それは何かというと、クライアントさんの立場で考えたとき、公務員という安定した立場にいる人からの支援や応援って響かないんじゃないかっと思ったわけ。そう思ったとき、コーチングを提供する立場として、自分自身がもっと挑戦しないといけないんじゃないか、本当にやりたいことをしていないままでいいのかと。
そうなると、選択肢は2つに絞られて、①コーチングを辞めるか、②公務員を辞めるかの選択を考えるようになったんです。
で、②の公務員を辞める、つまりコーチとして生きていく道を選んだわけ。コーチングへの想いは変わっていないけど、コーチングとどうか関わるかは根本的に変わったかな。

人の可能性を潰したくない

つかさん コーチとして生きていくと思ってから何か変化はあった?

しゅうちゃん そうね、1回目のインタビューで話した『コーチングは世界平和に繋がる』という想いは変わっていなくて。コーチング的な関わり方が日常的なものになれば、極論だけど自殺する人が減ったりするなど、いろんな社会問題が無くなるんじゃないかとさえ思っている。
更にその先に「どうせ無理だよ」や「お前にはできない」といった言葉が無くなるんじゃないかと思っていて、「じゃあ、やるために何をしようか」とか「やるために一緒に考えてみようか」といった会話が当たり前になったとき、新しい選択肢がどんどん出てきて、新しい何かを生み出すために人類が更に進化していくんじゃないかと思ってる。「どうせ無理だよ」と言ってくるドリームキラーと呼ばれる人たちのせいで詰まれてしまった才能や可能性が広がっていくんじゃないかと感じている。まさに次世代を作っていける。そう思っています。

しゅうちゃん なぜそんなことを思うかというと、小さい頃に仮面ライダーになりたかったから(笑)。当時は仮面ライダーが正義のヒーローだから憧れていて、だからこそ警察官を目指したり、国税局員になって『よりよい社会』を目指すんだと思っていた。
けれど、社会人5年目くらいで色々悩んでいたときかな。ふと、自分は何がしたかったんだと思い直したわけ。その中で憧れの仮面ライダーってどういう存在だったのかを改めて考えたときに、(自分にとっても社会にとっても)希望となる存在だったんだと気付いたのね。そういった希望を照らし続ける存在、希望を照らし続けるお仕事ってなんだろうって思った時にコーチングとの出会いがあった。自身がコーチングを受けたり勉強する中で「ありのままで生きていいんだ」とか「今まで無意識的に潰してしまっていた可能性が広がった」という感動体験があり、コーチという仕事こそが自分がやりたかった「希望を照らし続けるお仕事」なんだと気付いたんだ。

つかさん よりよい社会にしたいと思ったのは仮面ライダー以外の何かキッカケがあるのかな?

しゅうちゃん 名前の由来かな。修平っていう名前なんだけど、平和を修めると書いて修平。その話を小学生の頃に親から聞いてから、ずっと耳に残っている。
そこからより良い社会を実現したいという考えが無意識的に芽生えていったのかもしれないと思う。

希望を照らし続けてくれた母親の存在

つかさん よりよい社会にしたいというのは、何か幼少期の頃の経験も影響しているのかな?

しゅうちゃん 自分自身の生い立ちが貧しい家庭で、親が必死になって働いていた。
ただそういう状況の人たちでも希望ある未来を絶対に作れる!っていう想いがずっとあったんだよね。幼少期の時に「お金がないから無理」ってことがどうしてもあって、それで我慢しないといけないという状況に、子どもながら「なんで無理なんだよ」っと思ってた。幼いながらに貧富の差を感じ、仕方ないんだけど、社会に対して無意識的に憤りを感じていたように思う。そういう意味合いで、自分の状況を『より良くしたい』という想いもあったのかな。

しゅうちゃん 「〇〇だから無理なんてありえない」って、ずっと思っていて。仮面ライダーとか映画やドラマ、漫画とかを見ていて、自分がそれに憧れていたから「そんなことない!」とは思っていたけど、けど実際、お金が無くて苦して親も必死に働いていて。そんな状況下にある人たちでも、希望ある未来は自らの手で創り出せるんだって信じていたこともあり、コーチングの「全ての人に無限の可能性がある」という理念に強く惹かれているというのはあると思う。だからコーチングを否定してしまうと、今までの自分が信じてきたもの、人生そのものを否定することになるから、「コーチングで生きる」というのは当然の流れというか使命に近いものがあると感じているかな。

つかさん 実際、大学は国公立に進学して国税局員になってという輝かしいキャリアを歩んできたのは、そういったハングリー精神みたいなものがあったのかな?

しゅうちゃん 実はね、良い学校にいきたいというのは自らの意思では無くてね。勉強の成績が良くて、そこに母親が良い学校に行かせてあげたいと言ってくれて。私がパートでも何でもして、あなたの可能性を詰みたくないと言ってくれた。それに応えたかったし、そういう体験が『全ての人に無限大の可能性がある』という考えに繋がっているのかもしれない。

しゅうちゃん 経済的や物理的な状況で可能性は詰まれていたけど、母親の努力で自分自身が成すことができているというところでいくと、人ってやろうと思えばできるんじゃないかなという想いに繋がっているのかなと思う。
貧乏とか経済的にできないとかは、社会が決めたルールであって状況はそうかも知れないけど、どう叶えられるかを考えたい、という想いはいつの間にかあったね。育てられ方からそういうポジティブさがあるのかもしれないね。

つかさん 母親という存在がいて、できるんだという後押しにもなっていて、コーチとの関係にもちょっと似ているよね。

大きな挫折を味わったからこそ感じた対人支援の大切さ

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つかさん 10年努めた公務員を退職して今の想いは?

しゅうちゃん コロナ禍で公務員を辞める時に、応援してくれる人ももちろんいたけど、「そんなに甘くないよ」「やめといた方がいいよ」「どうせ無理」とかいった言葉もあったんだけど、自分の中では、コーチとして生きていくことに使命感を感じているし、とても納得できている。まさに自分らしく生きられているという感覚があるかな。

つかさん そのために今まで行動してきたというのもあるよね。

しゅうちゃん そうだね、それこそ占いもやったし弁護士の通信スクールも通ったし、何かを変えようと思ってたね。それが全て対人支援に繋がっていて。軸はぶれてなかったんだなと今振りかえるとそう思うかな。何でそういう行動を起こしていたかというと、ある出来事があってね。

しゅうちゃん 公務員になって4,5年が経った20代後半の頃に、いろんなことが同時に起きてね。プライベートでも仕事でも、全てにおいて精神的にも肉体的にも辛い時期があって。人生をグラフにしたら一番どん底な時期。結婚が破談になったり、借金を抱えたり、何もかもを失った。仕事も大変な部署へ異動になったりして、どんな状況でもポジティブに希望を見出せていた自分だったけど、さすがにその時期は堪えたね。

しゅうちゃん そんな時に、仲間の存在、人の支えというものをすごく感じてね。寄り添ってくれる人の大きさは誰よりも染みた。その人たちが何かをしてくれたわけじゃ無いけど、一緒にいてくれて、マイナスからゼロになれた気がした。
そして小さい頃からのマインドにあった、辛いことがあったとしてもそこを嘆いても仕方がない。ともう一度その考えをすることができて、現状を良くしていこうと考えることができた。
その経験があったからこそ、対人支援という軸ができあがったんだと思う。

水原コーチがこれまで生きてきた人生やエピソードを聞いていると、コーチングに出会ったのは偶然でもなく必然で、彼の理念や考えを表す職業なんだと思いました。『全ての人に無限大の可能性がある』という想いに対しての彼の気持ちは、人一倍強い信念みたいなものを聞いていて伝わってきました。

行動変容を起こすのがコーチとしての価値

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つかさん コーチングを始めてから、コーチングに対する変化やスキルの変化はあった?

しゅうちゃん そうだね、コーチングは自己肯定感を高めて『ありのままでいいんだよ』と気付いてもらう部分があるのね。そこは素晴らしい部分であるのだけれど、プロとしてお金をいただけるコーチとして、そこにコーチングを知らない人がお金を払うのかと疑問を抱いた。

しゅうちゃん コーチという仕事はどこまでいってもサービス提供者に違いないと思っていて、自分がクライアントの立場だったら、やっぱり投資した以上の価値を得たいと思うよね。だとしたら「ありのままでいい」の先にある価値というものを追い求める必要があるんじゃないか。そう思い、プロコーチとして生きると決めたときに、リーダー育成家の林健太郎さんに出会ったのね。

しゅうちゃん 林さんのコーチングは「ありのままでいいんだよ」の先を行っている気がしていて。「じゃどうするの?」「何するの?」「行動を変えましょう」というところまで促す。行動変容というところに価値を置いていらっしゃるんじゃないかと思って、自分だったらそこにお金を払うなと。成果や結果を考えると行動、自分自身が変わらない限りお金をもらえない、自分が求めるプロ基準だなと思えた。そこで林健太郎さんの門戸を叩いた。

しゅうちゃん あと、キレイなコーチングをしたいのはコーチのエゴみたいなことを仰っていたことにもすごい惹かれて。コーチ全員がそうじゃないのは前提の話だけど、コーチングをしたいのはコーチだけであって。クライアントは、何かを変えたい、人生を変えたい、目標を達成したい、売上を上げたい、成果を出したい、結果を出したいといった現実の変化がメインであって、心から願っていること。コーチングだろうとコンサルだろうと何だっていいから、変えたいんだという願いがきっとある。そこを忘れちゃいけないと思っていたら、林さんも同じことを言っていて、勝手にシンパシーを感じたよね。w

しゅうちゃん あとゆくゆくのコーチング業界の発展にも繋がる話でいうと、コーチングの認知はまだまだ低い現状があって、それをどうやって広げていくかを考えたときに、リアルな現場でちゃんと価値=行動変容までを提供していくコーチが増えることが、結果的に業界の発展に繋がり、僕が目指すコーチングが当たり前の世界に近づくんじゃないかと思っている。

自分の殻を破ろうとしている、そんな挑戦者にコーチングを受けてほしい

つかさん どんな人にコーチングを受けてほしい?

しゅうちゃん 言葉にすると語弊をあるかも知れないけど、挑戦しようとする人、挑戦者がターゲットだなと思っていて。この挑戦者という意味は、自分の中の定義として「自分の殻を破ろうしている人」。大きくなくてもいい。自分の中で何かを変えたいと思っている人は、挑戦者だと思っています。そういう人に受けてもらいし、それくらい強い意思がある人であればあるほど効果が発揮すると思っている。それは、カウンセリング、コーチング、コンサルといういろんな対人支援がある中で、コーチングを選んだ人の願いには、何かを変えたい、願いを形にしたい、人生を変えたいがきっとあるんだと感じていて。それを自分の力でやったんだと思えることが自律に繋がり、次に繋がる気がしていて、そこにコーチングの価値があると感じているからなんだ。
そうやって挑戦して、コーチに依存するんじゃ無くて、コーチングを利用する人なのかな。

しゅうちゃん Aという目的に向かって挑戦している中でコーチングというものを手段として使いたいと思っている人に受けてもらいたい。コーチングを体験したいから受けたいという人ではなくね。そんな人には別の素晴らしいコーチを紹介するので^ ^ 例えば、お試しでコーチングを受けたいといった理由ではなくて、本気でコーチングを事業としてやっていきたいという目標があって、そのためにコーチングが必要だから受けたいという人に受けてもらいたいかな。ある目的があって手段としてコーチングを受けたいと思っている人がいいかな。

メニュー表はあるけど、お金を理由に歩みを止めてほしくない

つかさん どんなメニュー表を用意しているの?

しゅうちゃん メニュー表はあるけど、自分の挑戦や一歩に自分でチャレンジ価格を設定してもらうというものにしていて。挑戦しようとする人の目的の達成を本気で願うからこそ、お金を理由に自分の挑戦の歩みを止めてほしくなかった。だからこそ自分自身でチャレンジ価格で設定してもらいたい。

しゅうちゃん 自分がそうだったからこそ、お金を理由に一歩を踏み出すことをやめてしまうのはどうしても嫌だったのね。もちろん「自分の挑戦に値段を付けて頂く」といえば、サービス提供者としておこがましい限りなのは十分承知なんだけど、自分のチャレンジに「自分が決めた価値」を見出してもらうという意味では、既にコーチングが始まっているかなとも思っています。

1ヶ月コース
2回のコーチングセッションおよび1ヶ月の無制限メール相談
2万円(税込)

3ヶ月コース
6回のコーチングセッションおよび3ヶ月の無制限メール相談
5万円(税込)

6ヶ月コース
12回のコーチングセッションおよび6ヶ月の無制限メール相談
10万円(税込)

メニュー表はあくまで、設定料金。彼としてはお金が理由で挑戦できる可能性を詰まれてほしくないという想いがありチャレンジ価格を設定しているようです。自分の殻を破りたい、と強く想っている方がいたら彼に相談だけでもしてみるのもいいと思います。きっと力になってくれると思います。

最後に

つかさん 最後に、この記事を読んでくれた人に何かメッセージはある?

しゅうちゃん どんな状況であったとしても人は変われる。だけど、簡単には変われない。思考するだけにとどまらず、思考をカタチにするために1歩を踏み出してほしい。

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今回で第3弾のインタビューとなりますが、改めて彼の変化を感じました。また、自分らしく生きていることを体現していることをすごく感じます。挑戦する人を応援したい、支援したいという気持ちは、水原コーチが育ってきた環境や人生での経験が少なからず影響しているんだなと思います。

そして、挫折を乗り越えてきたからこそ気持ちや状況を理解する土台が彼には備わっているんだと思います。

コーチングのお申し込みはTwitterのDMにて受け付けているそうなので、興味を持たれた方はお気軽にご連絡くださいとのことです!

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